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機械装置、医薬品添加剤、食品添加剤、食品品質保持剤

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インクとプリンター、コピー機とトナー、ペンとインク

このように、メーカーが優れたハードウェアとソフトウェアを同時に開発し、販売するのは今では当たり前の概念となっている。
しかしこれが50年前となると、状況は違った。

創業者である伏島氏は「どんなにいい装置があっても、それを使う技術と材料がなければ、いいものは作れない」という思想のもと、製薬機械装置の開発と同時に、医薬品添加剤の開発にも取り組んだ。

薬は飲みやすい大きさにデザインされている

「原薬のなかには、耳かき1杯もないほどの微量で効果があるものもあります。しかし、患者さんがそれだけの量を飲むのは難しいので、適度に飲みやすい大きさに加工されているのです。例えばある200mgの錠剤。薬効のある主薬は10 mgしか入っておらず、残りの190 mgは薬の働きを適切にさせたり、保護するために必要な材料が添加されています

ちなみにその医薬品添加剤は、日本薬局方で制限されており、砂糖、乳糖、でんぷんなど、食品で使われるような安全なものが使用されているのだとか。

製薬機械部門と、医薬品添加剤部門、それぞれの技術者が激論を交わし良いモノが生まれる

「当然かもしれませんが、当社が医薬品添加剤を加工する際には、自社の機械装置を利用しています。そのため、実際に装置が使いやすいか? こういう機能が追加できないか? など、医薬品添加剤部門と機械装置部門の技術者同士が知識を共有し合い、意見をぶつけながら開発研究を進めることができます

その結果、生まれたのが数多くの独創的な機械製品と医薬品添加剤なのだ。

ここで忘れてはならないのが、同社の粉体技術

カプセル錠の中に、小さな球状の粒が多数入っているのを見たことはないだろうか?

実はこの粒、“粉”を飲みやすく、溶けやすくするために、粉と粉とをくっつけたり、粉にコーティング処理が施されたものなのである。

絶対混ざらないはずの水と油がサッと混ざる理由は?

この粉体技術。私たちの身のまわりで大活躍している。

「例えば、サッと溶けて当たり前だと思っているカップラーメンの粉、ココア、粉ミルクなど。これらの粉末には本来脂分が多く含まれているので、そのままお湯を入れてもダマになってしまうはずです。しかし、弊社の粉体技術と食品会社のレシピに基づき顆粒にすることで、サッと溶けることが可能になっているのです」

ほかに、コピーやFAXのトナー粉末、パウダーファンデーションをはじめとする化粧品、電池や携帯電話、時計、CDやDVDなどの精密機器の加工にも粉体技術が欠かせない。

そして、同社の造粒装置は国内シェア7割を獲得しているということからも、その技術が多分野で評価され、裏方から私たちの快適な生活を支えていることが分かる。

次のページでは、スイーツから麺類まで、私たちの美味しい幸せを支えるフロイント産業のもう一つの製品分野をご紹介。

記事:阿部 桃子
写真:フロイント産業株式会社
http://www.freund.co.jp/

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フロイント産業株式会社
世界で最も均一で美しいコーティングを可能にした技術

会社概要

会社名 フロイント産業株式会社
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東京都新宿区
大久保一丁目3番21号
連絡先 管理本部
管理部
TEL  :03-5292-0256
FAX  :03-5292-0290
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